理念
「人はみな兄弟」のキリスト教の隣人愛を理念をベースに、社会的に小さくされている人たちへ寄り添い、共に生きる社会を教会の内部で創るのではなく、広く社会の中で創る。
設立の経過
日本の社会が高度成長に伴い市民の生活の中から、思いやりの心が薄れ、核家族化が進み、隣人愛が疎かにされて行く中で、教会の外に出て日本の社会の中で「人はみな兄弟」の心を育みたいと、ドイツ人宣教師ゲオルグ・ゲマインダ神父が立ち上がった。
愛の実行運動本部は1986年、ドイツ人宣教師で神言修道会会士ゲオルグ・ゲマインダ神父さんの宣教師としての強い使命から始まりました。
ドイツという国は世界第二次大戦で日本と同じように国土の殆どを失い、そこから立ち上がり見事な復興を成し遂げた日本と共に比較させるものですが、ドイツには税金の一つに「教会税」が課せられており、それをもとに教会が様々な活動をなすという仕組みを持っており、教会税を経済的開発途上国やキリスト教宣教国への支援に充て、終戦直後から海外支援を積極的に取り入れていた。
その教会税を利用し、我が国において視覚障害者のために、教会の様々な文字文化を音声に置き換え、視覚障害者に情報提供をする[声の文庫]から始まりました。
また1970年代になり、ベトナム戦争が激化しその中で子どもたちへの支援として、ベトナムの子どもに鉛筆とノートを贈る活動もスタートさせたり、我が国で社会から見捨てられていた知的障害者児の支援を始め、当時愛知県コロニーに通っている児童に集う場づくりを創設した。
その他、「活動の歴史」の掲げられているような活動をしてきました。
規約
〔 名 称 〕
本会は「愛の実行運動本部」と称する。
〔設立年月日〕
1971年4月1日
〔事務局所在地〕
名古屋市昭和区恵方町2-15
〔 主 旨 〕
本会はキリストの教えに従い、「人はみな兄弟」の精神によって生まれた。
いわば「小さな人々」と共生することにある。何人も神の似姿として造られ、
人間の生命の尊厳が侵害されることなく、人格が大切にされる社会を作りあげることにある。その為、身近にある小さなことから、更に世界平和の為に働くという大きなことまで、地域社会や全国の人々の協力を得て、実行していく愛の運動である。
〔 組 織 〕
本会は、名古屋教区長(司教)と神言会日本管区の協力の下に運営委員会を組織し、主旨の実践にあたる。
〔運営委員会〕
(役割)
運営委員会は、本会の業務の運営および主旨の実践を企画立案し、
本会の主旨を速やかに遂行する。
(構成) 運営委員会は、運営委員長(代表)、委員、事務局長によって構成される。
(選任) 運営委員には、本会の下で活動している各団体の代表と、教区長によって任命された指導司祭、
有識経験者がなり、本会の業務の運営及び企画立案を行う。
運営委員長は、運営委員の中から指導司祭によって任命され、本会の業務を総括し、本会を代表する。
事務局長は、運営委員長によって承認されなければならない。
事務局長は運営委員会に参加し、本会の会計と事務を行う。
(任期) 運営委員会の構成員の任期は特に定めない、
〔 会 議 〕
運営委員会の会議は、委員長の招集の下に適宜開催される。
運営委員長は、年に一度、指導司祭と運営委員を交えた「総会」を、開催しなければならない。
〔 財 政 〕
本会の財政は、補助金と寄付金その他の収入によって賄われる。
尚、会計年度は、4月1日から翌年の3月31日迄とする。
〔規約の改正〕
この規約の改正の為には、運営委員会の同意と指導司祭の承認を必要とする。
〔 財 政 〕
本会の財政は、補助金と寄付金その他の収入によって賄われる。
尚、会計年度は、4月1日から翌年の3月31日迄とする。
〔規約の改正〕
この規約の改正の為には、運営委員会の同意と指導司祭の承認を必要とする。
代表 : 山田 昭義
役員 : 下村 明子
役員 : 江戸 徹
事務局長 : 村上 かづ
監事 : 辻 直 哉